このサイトについて T
親戚や知り合いの紹介で税理士を見つけ、何となく顧問契約を結んできた。
しかし、今になっていろいろ不満が出てきた。
別の人に変更したい。
そういう人の悩みを解決するサイトです。
初めて税理士を探す人にもとても有用な情報を提供しています。
税理士変更の際の問題点分析
次のような問題について考察していきます。
- 次の人を探す前に、「自分に合う良い税理士」の条件を整理したい。
- できるだけ多くの候補から自分に合う税理士を見つけるにはどうしたらいいか?
- 現在の税理士をできるだけ穏便に契約解除するにはどうしたらいいか?
税理士マッチングサイト利用のすすめ
当サイトの結論はマッチングサイトの利用がベストということです。
マッチングサイトとは物やサービスの提供者と、それを必要としている人を結びつける出会いの場です。
婚活サイトやメルカリ、ラクマ、ジモティー、ココナラなどが有名ですね。
税理士とユーザーを結ぶマッチングサイトもあるんです。
税理士の平均年齢は60代で、今でも腰の重い「先生体質」の人が多いのが現実。
そんな環境でアナログなやり方で探していたら、いい先生に巡り合える確率はとても低い。
また、人の紹介に頼ると、合わない時に断るのも大変です。
ネットを使えば、驚くほど簡単に条件に最適の先生が見つかります。
ただし、下記の条件を満たす良質なマッチングサイトを使うことが大切です。
良質なマッチングサイトの条件
- 税理士は事前に面接して、得意分野や人柄を確認の上で登録させていること
- 仲介担当者がしっかりしていて、先生の選定・条件交渉・合わない場合の失礼のないお断り代行などもちゃんとケアしてくれること
1. 自分に合う「よい税理士」の条件とは?
あなたが今の税理士に抱いている不満とは何でしょうか?
「うちの税理士、物足りない」と思う理由で多いもの
- 教科書的で、業界の事情に即した現実的なアドバイスができない
- 専門用語を並べて理解できない話を一方的にする
- 自分の事務所の会計ソフトを押し付けてくるので、余計な手間が増えている
- とにかく、気が合わない
- 高齢で元気がなく、すべてに腰が重い
- ITに弱く、メールやスマホも使いこなせない
- 経営者の痛みに共感がなく、発想が税務署の味方
気が合わないのは、ダメです。
税理士は専門的なサービスですが、それ以前に人間対人間のつきあいですから、相性は最優先です。
今時、ITに弱いのも論外です。現代の「読み・書き・そろばん」ですから。
税理士の中に、「経営者に対するサービス業である」という意識が足りない人が多いのは事実です。
あなたの不満の原因は、相手のそういうところなのかもしれません。
経営者側の問題は?
しかし、経営者のあなたの側にも問題はないでしょうか?
不満の原因がはっきりしている人はいいのです。
現在の税理士への不満が明確な人
- 税理士に何を求めているか、自分でわかっている。
- 求めている内容は、世間の相場に照らして、現在の報酬で求めてよい内容である。
- しかるに相手はそれを提供してくれない。
- だから現在の税理士に不満である。
しかし、実はこういう人は少数派なのです。
税理士に何を期待できるのか、すべきなのか、よくわかっていない。
ただ、月額〇万円払っているのに、何となく物足りない。
・・・・そんな人がとても多いのです。
まずは自分が不満に思っている点をはっきりさせ、次はそれを満たせる人を顧問に選んでいただきたいと思います。
一般的な「良い税理士の条件」
ある税理士さんが著書の中で「良い税理士の条件」を7か条にまとめておられました。
それが非常によくできていたので収録します。
- 相性がいい
- 説明がわかりやすい
- 連絡が密
- 偉そうにしない
- 痛みを共有してくれる
- 業界を理解してくれる
- 税務署より社長の味方
シンプルですが、こういうことが一番大切なのです。
これを基本に、特に希望する条件が他にあれば、付け加えればいいと思います。
例えば、財務について経営コンサルレベルのアドバイスができる人がいいとか、経理部長をレベルアップできる人、などです。
2.次のよい顧問税理士候補を見つける方法は?
税理士を探す代表的な方法
- 友人・知人の顧問税理士を紹介してもらう。
- 銀行員や保険会社の営業マンに紹介してもらう。
- 電話帳や看板、税理士会の名簿などで探す。
- インターネットで探す。
- 税理士紹介サイトに依頼する。
一番ポピュラーなのは1や2です。
親類が「うちの子が税理士やってるので、使ってあげて」と言ってくることもありますね。
要するに身近な縁を辿って適当に決めるというやり方です。
実は、これが結構問題になりやすいのです。
あなたが不満に思っている今の顧問税理士もそうしたやり方でみつけたのではないでしょうか?
友人にとって相性のいい相手でも、あなたにとってもそうかどうかわかりません。
友人の業界はよく知っていても、あなたの会社の業界には無知かもしれません。
推薦理由もはっきりしないことが多いです。
レベルの高い経営者が明確な理由で推薦してくれるなら値打ちがあります。
例えば、「1.クライアントの経理システムに柔軟に対応してくれる、2.連絡がマメ、3.税務調査でのケンカに強い、だからオススメ!」というように。
しかし、たいていは「人当たりがよくて誠実だから」といった、あいまいな推薦理由です。
それで顧問契約を結んで、税務調査に立ち会ってもらうと、人当たりの良さを最大限に発揮して、ほぼ税務署の言いなりだったりするわけです。
そして友人、知人、親族などに紹介してもらった相手は、不満だった時に簡単に切れないのが大きな問題です。
今回の税理士変更に当たっては、他の探し方を試みてはどうでしょうか?
3は、手当たり次第に探していくやり方で、おすすめできません。
税理士は星の数ほどおり、相手の情報がほとんど何もない状態から探していたら手間がかかりすぎます。
相手の方も初めての相手に根ほり葉ほり聞かれたら、警戒したり、不快に思う可能性大です。
それに比べて4はもう少しよい方法です。
税理士事務所のサイトは似たりよったりのサイトが多いですが、中にはポリシーなどを明示している内容の濃いサイトもあります。
そういう、自分にとって何かピンとくることが書かれているサイトを根気強く探すのです。
そういうサイトが見つかったら、連絡を取り、会いに行って突っ込んだ話をしてみましょう。
馬が合う感じで、話の内容や報酬条件にも納得できれば、それで決まりです。
しかし、そんなピンとくるサイトは見つからないかもしれません。
素晴らしいポリシーを持っていても、それを上手にホームページで表現している税理士さんは必ずしも多くないのです。
ここで提案したいのは、最近伸びてきた税理士紹介サイトの利用です。
こちらの希望する条件を伝えれば、それにマッチする候補を探してくれますし、断る場合もビジネスライクにやれます。
3. 現在の顧問契約を穏便に解除する方法は?
税理士変更に当たっては、新しい税理士をどう見つけるかとともに、今の税理士をどう切るか、も問題です。
今の税理士の切り方のポイント
- 新しい税理士が見つかってから切る
- 引継ぎができるよう、円満に別れる
どちらも税理士変更後の会計・決算業務に支障をきたさないために重要です。
以前のことでわからないことが出てきた時に、気軽に問い合わせができない、資料が破棄済み、みたいなことになるとやっかいです。
どんなに不満でも、今までお世話になったことには感謝し、くれぐれもけんか別れしないように注意しましょう。
穏便に別れる決まりセリフ
今の税理士を契約解除するにあたって、本当の理由を言う必要はないのです。
例えば、よく使われるのは次のようなセリフです。
- 親戚が税理士として独立した
- 知り合いの税理士が共同出資してくれることになったので、顧問もお願いした
- 大口取引先から同じ顧問税理士にしてほしいと言われた
こんなセリフ、嘘とすぐ悟られる可能性はあります。
まあ、相手もその気になれば調べたらわかることです。
でも、それでもいいのです。
相手のプライドに配慮してあげることで、「わかった。そういうことにしておこう。」と引いてくれるものです。
あなたがこれまでの感謝の気持ちを誠実に伝えさえすれば、それ以上深くは追及しないはずです。
おすすめの税理士マッチングサイト
ここまで述べてきたような問題を解決し、理想の税理士を簡単に見つけられる方法はマッチングサイトの利用です。
おすすめのサイトは「税理士紹介エージェント」。
おすすめの理由を説明していきましょう。
税理士は誰でも登録できるようなマッチングサイトなら、名簿やネットでランダムに探しているのと変わりありません。
税理士紹介エージェントでは、面接・審査して厳選した税理士のみを登録しています。
審査ポイント
まず、「税理士はお客様のためのサービス業である」という意識を持てる人であることが第一条件です。
その理念を共有できない人は登録を許されません。
税理士は、残念ながら「申告書類さえ作ればよい」「自分は偉い先生」という意識の人が多数派です。
しかし、そういう人はあらかじめ除去されています。
経験・得意分野
特殊な商慣習がある業界の場合、それを全然知らない税理士に頼むと、一から説明するのが大変です。
教科書通りの非現実的なことを言われてイライラすることにもなりかねません。
また、相続税などは案件数が年間5万件に対して、税理士数は7万人。
年間一人一件もないわけで、経験の乏しい税理士の方が圧倒的に多いのです。
しかし、相手もプライドがありますから、「相続税、できますか?」と聞けば、必ずYESと答えます。
そして教科書を見ながら稚拙な策を打って、あなたの財産を目減りさせてしまうのです。
こと相続税については、数少ない専門家を探して頼むべきなのです。
このように、経験・得意分野を踏まえずに頼むと、いろいろ問題が起きます。
税理士紹介エージェントならあらかじめそれを聞き取ってデータベース化しているので、適性の高い税理士を紹介してもらえます。
税理士紹介エージェントは、相談者がいい税理士さんを見つけられるまで、専任者がついて面倒を見るシステムを取っています。
だから付き合うほどに相談者の事情への理解が深まり、より適切な税理士の紹介が可能になります。
紹介した税理士に満足できなくて、代わりの人を紹介することになった場合も、失敗から学習してアップデートされます。
これは相談者にとって非常によいシステムです。
経営効率からは分業の方がコスパがいいのですが、相談者ファーストの理念に基づいてそうしているそうです。
知人の紹介などと違って、妥協せずに探せるのもマッチングサイトの利点です。
ただし、一度に紹介するのは一人ずつで、納得できなかったら断って次の人、という形です。
一度に複数名を紹介してその中から選ぶという方法は不可です。
なお、気に入らなかった税理士さんを断るのは、エージェントがやってくれます。
(税理士紹介エージェントが紹介した税理士を断る場合の話です。今すでに契約している税理士の解除を代行するという意味ではありません。)
登録税理士の広告費で運営されているので、税理士を探す側は無料で利用できます。
その場合、「コストが税理士の利用料金に上乗せされるのでは?」という疑いが生じますが、その心配はないそうです。
税理士紹介エージェントのQ&Aのコーナーに回答が載っています。
「料金を公開している税理士のサイトで、エージェント経由の場合と直接依頼の場合の価格を比較してください。」と自信満々に言い切っています。
ぜひ、一度試してみましょう!